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テロリスク

テロは今日の世界で常に存在する脅威であり、予測や数値化は困難な場合があります。マーシュのリスク移転・アドバイザリーの専門家は、国内外でお客様の利益と人々を守るお手伝いをします。

近年、政治的暴力行為やテロ行為が繰り返し報道されており、グローバルなビジネス環境では、世界中のそうした脅威から多くの企業がスタッフや企業の利益を守る方法を模索しています。

不確実性が増す世界で、マーシュは業界の指標を使用してリスクを数値化し、起こり得る損害を判断することにより、お客様が特定のテロリスクを見極められるようサポートします。

世界各地に拠点を置くマーシュのテロ保険専門チームは、国内およびグローバルのテロおよび破壊行為の補償する保険、核、生物、化学、放射線(NBCR)被害を補償する保険、および一般的なテロ賠償責任補償保険など、さまざまな保険の手配実績があります。

お客様と連携し、事業を行う場所を問わず、常に変化するテロリスクに対するレジリエンスを高めるために支援します。

現在の課題

テロや暴動は、世界各地で発生しており、特にアジアではインド、タイ、フィリピン、そして最近ではスリランカで、過去10年間にテロ攻撃が増加しています。また、香港でも内乱やストライキ、騒動が増加しており、企業に財務的な影響を及ぼしています。その結果、資産の保護や事業中断をカバーする財物保険では補償が限られているため、テロや政治的暴動に対する保険への需要が高まっています。

私たちのソリューション

マーシュアジアPVT (Terrorism and Political Violence)ファシリティは、政治的暴動およびテロに対する広範な補償を単独で保証するお客様のためのテーラーメードなソリューションです。マーシュが手配する保険を通して、アジア地域および多国籍企業による建設および運営上のPVTプログラムに対して、大手保険会社による充実した補償を提供します。この保険ソリューションは、以下のような危険の組み合わせに対して、各事故および年間累計で最大5億ドルの補償能力を提供します。

対象となる危険は以下の通り

  • 妨害行為および/またはテロ
  • 暴動、ストライキ、市民騒動
  • 悪意ある損害行為
  • 暴動、革命、反乱
  • 反乱および/またはクーデター
  • 戦争および/または内戦および/または交戦国による、または交戦国に対するあらゆる敵対行為

オプションで延長可能

  • 事業の中断
  • 操業開始遅延
  • テロによる賠償責任
  • アクティブアサルト

マーシュアジアPVTファシリティは、マーシュアドバイザリーコンサルティングソリューション(保険料がUS$7,500を超える場合)を自動的に提供し、当社のファシリティにおける条件に従って、企業のリスクに関するより深い洞察が得られるよう対応します。

メリット

4つのPVT(再)保険会社から最も有利な条件を確保することができます(残りに3社はこの保険会社(リーダー)の条件に従うことになります)

最大5億ドルの限度額を設定できるため、より厳しい条件や高い保険料を設定する他の保険会社に対してアプローチする必要性を軽減することができます。

迅速な見積もりと保険証券の発行を可能にします。最低3週間を要するマルチナショナルプログラムを除き、48時間以内の見積り作成が可能です。

リーダーとなる保険会社は、賠償責任限度額までの賠償請求の全権限を持つため、より迅速な賠償請求交渉と解決を実現します(これをサポートするKPIが用意されています)。

本ページおよび資料に記載されている特長や条件は、香港を除くアジアの全市場に適用されることにご注意ください。香港では、異なる特長と条件が適用されます。

よくある質問

保険の観点では、テロ行為は多くの場合、次のように定義されます。

単独、組織の代理、もしくは組織に関係して行うかどうかを問わず、政府に影響を与える意図や、そのような目的で国民に恐怖を抱かせる意図を含む、政治的、宗教的、もしくはイデオロギー上の目的で行われる、個人または団体による武力の使用もしくは暴力行為を指します。

この定義は地域によって異なる可能性があり、保険金の支払いを受ける前に、政府からテロ行為として認定される必要がある場合があることにご注意ください。

一般的にテロ行為には、自爆や車の爆破、銃乱射、大量殺傷、その他の恐怖心を煽るような行為が含まれます。

テロ保険は通常、建物および在庫や機器などの収容物を含む、被害や破壊を被った財産や、その結果生じる業務の中断を保護します。補償範囲を拡大し、死亡や傷害から生じる、テロ関連の賠償責任請求を含めることもできます。

テロリスクの管理には、多数のパラメータの評価と厳格なモニタリングが含まれています。

確率モデリングは、テロ保険の適用を求める企業や保険仲介業者が、リスクについてより深く理解するために有効です。また、その深刻度についてさらに検討することにより、攻撃の可能性に基づいて総合的な評価を行うためにも効果的です。

  • このようなモデリングは、以下に挙げる項目などを通して、お客様がリスクを把握し、お客様特有のフットプリントに基づいたプログラム開発に有効です。ポートフォリオのリスク集積または集約の理解

  • お客様の保険対象資産が特定されたターゲットに近接していることへの理解

  • 問題の対象地域に必要な補償の種類 

  • 補償限度額

確率モデリングは、リスク回避または予防措置とともに、保険金請求に至る可能性がある損失あるいは損害のリスクを全体的に軽減させることができます。

この分野のプロフェッショナル

Yoshihiro Suchi

須知 義弘

マーシュ ブローカー ジャパン