顧客の立場からベストプラクティスを追求
マーシュは日本国内のリスクのみならず、全世界のリスクに対して様々なソリューションを提案し、転嫁手段の一つである保険以外にもリスクマネジメントの領域において総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
弊社は以下の3つをサービスの柱にしています。
マーシュは日本国内のリスクのみならず、全世界のリスクに対して様々なソリューションを提案し、転嫁手段の一つである保険以外にもリスクマネジメントの領域において総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
弊社は以下の3つをサービスの柱にしています。
近年、日本企業の海外展開が加速し、また、外国人株主の比率が増加を続けていることから、これまでの「国別・個別のリスク管理」から「グローバルなリスク管理」への転換が図られています。
グローバルなリスク管理を実践するためには、日本の本社が全世界のリスクを俯瞰した上で主要なリスクへの対応策を検討・策定し、それを世界各国の拠点へ発信し管理する必要があります。しかしながら、特に製造業の場合、製品ごとに非常に複雑なグローバル・サプライチェーンが構成されていることが多く、財物損壊や事業中断、さらには製造物責任といった様々なリスクを漏れなく管理し、保険を設計することは容易ではありません。
マーシュでは、このようなリスクに直面しているグローバルに事業展開する日本企業に対し、全世界のリスクを包括的に、また効率的にカバーするグローバル保険プログラムを提案し、その設計・構築・運営の支援をしています。
また、世界130カ国以上、約500の拠点からなるマーシュのグローバルネットワークを活用し、お客様の全世界の拠点向けにサービスを提供しています。リスクの一元管理で日本企業のグローバルなガバナンス体制構築に貢献し、海外現地法人に対しては現地の商慣習を熟知したマーシュの世界各地の専門スタッフがサービスを提供します。
近年は保険の付保が極めて難しい案件や、保険によるリスクヘッジが馴染まない案件が多くなりましたが、弊社はそのような案件にも積極的にリスクソリューションを提案しております。
弊社に在籍するロス・コントロールを専門とするリスクエンジニアを動員し、事故の可能性そのものを低減する方法や、事故が発生した場合の予想最大損失額を低減する方法、また、BCPのチームを使って事業中断から早期に復旧する方法の提案や、策定したBCPを適切に機能させるための訓練等がそれに該当します。
さらに、キャプティブ保険会社の設立など、効率的にリスクを自己保有するスキームの提案にも注力しています。
近年は地政学リスクに加えて気候変動リスク、サイバーリスク、燃料や原材料の高騰、著しい株価や為替の変動等、世界全体に先を見通せない不確実性が蔓延し、企業経営は極めて多くのリスクに晒されています。
このような状況の中、企業から弊社に寄せられるご質問や課題は多種多様で、中には極めて難易度の高いものも多く、
・海外事業への投融資に関連するポリティカルリスク保険
・大規模インフラプロジェクトに関連する各種保険
・半導体製造に関連する財物保険や利益保険
などが挙げられます。特に、過去に事故が発生し、保険会社の引受成績が悪いリスクカテゴリーの案件への対応は非常に難易度が高いのが実情です。
このような案件は、リスク保有とリスク転嫁のバランスを見直し、且つ、自動消火設備の設置といった各種のロス・コントロール施策を導入することが求められます。
また、国内の保険会社だけでは必要な限度額を確保できない場合には、お客様と共にロンドンやシンガポールなどの保険市場に出向き、海外の再保険会社に対してリスク対策についての詳細とビジョンを共有する「ロードショウ」を行います。このロードショウは、いわば「保険IR」とも言えるもので、お客様が自ら再保険会社に対して自社のリスククオリティの高さをアピールすることにより多く再保険キャパシティを集める取り組みです。
マーシュは、これからもお客様から信頼されるリスクアドバイザーとして、お客様と共にリスクに向き合い、お客様にとって最適なリスクソリューションを提案してまいります。
本件についてご興味をお持ちの場合、以下よりご連絡ください。
本コンテンツについては2024年10月23日に新日本保険新聞(https://www.shinnihon-ins.co.jp/)に掲載されたものから転載/抜粋しております。